「全力で取り組みたい」菅総理 福島第一原発を視察[2020/09/26 16:47]

 菅総理大臣は就任後、初めて東日本大震災の被災地・福島県を訪問し、原発事故の現場などを視察しました。

 菅総理は26日午前中から大熊町にある福島第一原発を訪れました。構内を車で回り、がれきの撤去や燃料の取り出しなど廃炉作業の進捗(しんちょく)状況を東京電力の幹部から説明を受けました。原発の処理水を手にしながら説明に耳を傾け、「大変な作業だと思うが、国も今まで通り前面に出て全力で取り組みたい」と強調しました。また、原発の視察後は20日に開館したばかりの震災原発事故の伝承館を訪問し、海外から届いた応援の手紙や絵など展示物の説明を受けました。内閣の基本方針に「震災復興」が明記されなかったことが批判を浴びるなかで、引き続き被災地を重視する姿勢を示した格好です。そして、菅総理は最後に福島県立みらい学園を訪れ、女子生徒の「ソーリ」という歓声を浴びて福島を後にしました。

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