台湾漁船が海保巡視船と接触 日本領海内で違法操業[2020/09/28 15:16]

 加藤官房長官は沖縄県の尖閣諸島周辺の領海で台湾の漁船が海上保安庁の巡視船に接触したことを巡り、台湾側に「申し入れ」をしたことを明らかにしました。

 加藤官房長官:「事案発生後、直ちに台湾側にはしかるべき申し入れを行っています。日本政府としては必要な調査を行い、適切に対応していきたいと考えています」
 日本政府によりますと、27日午後3時すぎ、尖閣諸島の日本の領海内で海上保安庁の巡視船が台湾の漁船に対して退去警告を行っていたところ、台湾の漁船が接近し、接触しました。漁船は約1時間後に領海から出ていき、双方の乗組員にけがはないということです。一方、台湾の海上警察当局は「島の主権を主張する」とコメントしていて、周辺海域での台湾漁業者の権益を守っていくとしています。

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