岸田氏 総裁選に向けPR 派閥の体制づくりも[2020/10/15 21:02]

 来年9月にも行われる自民党の総裁選挙に向け、岸田前政調会長は都内の書店で15日に発売された自らの著書を購入するなど、自身のPRに力を入れています。

 岸田文雄前政調会長:「私の政治、あるいは政策に対する考え方、取組や方向性を皆さんに知ってもらうきっかけになればと期待をしている。こうした積み重ねを続けることによって私自身、次の戦いの機会に備えていきたい」
 著書は岸田前政調会長のライフワークの核廃絶に関するもので、核保有国への粘り強い働き掛けの重要性などを訴えています。また、派閥内でも次の総裁選に向けた体制作りを行い、議員票や地方票の取り込みに特化した委員会を設置しました。一方、派閥内に大きな影響力を持つ古賀名誉会長が退任を申し入れ、岸田前政調会長への支援体制を不安視する声も出ています。岸田前政調会長は古賀名誉会長の進退について「今、話している」として明らかにしませんでした。

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