学術会議幹部“任命拒否問題”早期解決を大臣に要望[2020/10/29 18:52]
日本学術会議の幹部が井上科学技術大臣と面会し、会員の任命拒否問題を早急に解決するよう強く求めました。
橋本伸也第一部長(人文・社会科学担当):「学術会議の健全な活動のための条件が損なわれている。そういわざるを得ないと感じている。政府との信頼関係が損なわれ、日本学術会議が果たすべき役割を果たすことが困難になりはしないかということで大変、危惧している」
出席した他の幹部も会議内での議論に影響が出ているなどと一様に懸念を示しました。それに対し、井上大臣は「任命は総理の権能であり、頂いた意見は総理に伝える」と述べるにとどめました。そのうえで、年末に取りまとめる会議の在り方の検証に向けて会議側と連携して取り組む方針を確認しました。