国会では菅総理大臣ら全閣僚が出席する初めての予算委員会がスタートしました。日本学術会議を巡って本格的な論戦が行われます。
(政治部・澤井尚子記者報告)
自民党の下村政調会長は6人の任命拒否問題には触れず、学術会議のあるべき姿について見解をただしました。
自民党・下村政調会長:「日本学術会議が国民に理解される存在となるよう、その機能・役割についてもしっかりと見直しを行う必要があると考えます」
井上科学技術担当大臣:「しっかり連携をして学術会議の在り方について、ともに未来志向でしっかりと検討して参りたい」
自民党内には学術会議の会員が公務員なのは世界的にまれだとして組織の民営化を求める声や、今の推薦方式が偏りを招いているのではないかとして改革を求める声があります。自民党としては、学術会議の在り方をテーマに絞ることで任命問題からは目をそらす狙いも見え隠れします。一方、2日午後からは野党が質問に立ち、6人の任命拒否問題を徹底追及します。菅総理の説明が理解を得られるのか、最初で最大の難関となります。
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