F15改修が大幅遅れ見通し 初期費用膨れ1000億円超[2020/11/03 13:23]

 離島防衛などの際に使用するための航空自衛隊の「F15戦闘機」に新たなミサイルを搭載する改修の時期が当初の予定より大幅に遅れる見通しであることが分かりました。

 防衛省は尖閣諸島などの離島防衛の際、相手の射程外から敵を攻撃できる射程900キロ以上の巡航ミサイルなどを新たに載せるため、航空自衛隊の主力戦闘機「F15戦闘機」20機の改修を2027年度までに終了させる予定でした。しかし、そのための設計費や部品、工具などが高騰し、初期費用が1000億円以上に上ることが判明しました。これにより、これまでに2機分のみの改修費しか計上されていないことから、2027年度までに20機すべての改修が終わらない可能性が高まってきました。防衛省は「経費やスケジュールについてアメリカ側と十分に交渉し、精査していく」としています。

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