「壊れたレコード」学術会議問題で野党側が総理追及[2020/11/04 12:17]

 国会では4日に衆議院の予算委員会が行われています。野党側は立憲民主党の枝野代表が質問に立ち、日本学術会議の任命問題について菅総理大臣を追及しました。

 (政治部・岡香織記者報告)
 野党側はこれまでの政府答弁の矛盾を問いただしましたが、議論はかみ合わず、紙を読んで同じ答弁を繰り返す菅総理を「壊れたレコードのようだ」と批判しました。
 立憲民主党・枝野代表:「直ちに6名を任命して違法状態を一日も早く終わらせて、この議論は終わらせたいと思うので、ぜひ理論通りやって頂きたい」
 菅総理大臣:「学術会議の推薦はあくまで今回の任命のために行われたものであり、推薦された者の扱いを含め任命権者として最終判断したものです」
 菅総理は6人の任命について、「一連の手続きは終わっている」と強調し、議論は平行線となりました。与党側はこれまでの答弁を繰り返すことで乗り切りたい考えです。この国会は、会期も41日間と短いうえに、与野党が対決する目玉法案もなく、野党としてはこの予算委員会が最大の見せ場となります。この問題の追及を続け、「説明できない総理」と印象付けることで、菅政権にダメージを与えたい考えです。

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