学術会議巡り有識者「軍事と民生の切り分け難しい」[2020/11/09 15:48]
日本学術会議の在り方について、井上科学技術担当大臣は政府の会議の委員である産業界の有識者と面会しました。有識者からは「研究での軍事と民生の切り分けは難しい」といった意見が出されたということです。
井上科学技術担当大臣:「デュアルユース(軍民両用)は当たり前の時代ですから、これを民生と安全保障と切り分けるっていうのは、なかなか難しいといったようなこともおっしゃっていました」
出席者の一人は「もう少し冷静な議論が必要ではないか」と述べ、学術会議が軍事目的の研究を行わないとしていることに問題提起しました。また、学術会議のメンバーに占める産業界の割合が3%程度にとどまっていることについて「選んでもらえるなら人を出したい」という意見も出ました。