学術会議の「選考基準」 政府は“曖昧答弁”に終始[2020/11/11 17:15]

 衆議院の内閣委員会で日本学術会議の問題を巡り、野党側が会員の「選考基準」を明らかにするよう詰め寄りましたが、政府側はあいまいな答弁に終始しました。

 立憲民主党・今井衆院議員:「選ぶべき人の『選考基準』というのは個々の人事の話じゃありません。個々の人事だからお答えできないって逃げちゃうのはいけないと思いますよ」
 加藤官房長官:「専門分野の枠にとらわれない広い視野に立って総合的、俯瞰(ふかん)的観点から活動を日本学術会議が進めて頂く」
 立憲民主党・今井衆院議員:「じゃあ選に漏れた方はそういう観点から選ばれなかったということですよね」
 加藤官房長官:「まさにそうした観点に立って選んだということでありますから、そうした観点に立って選ばれなかったということになります」
 また、加藤官房長官は任命を拒否された6人が再び推薦された場合の対応について問われると、「6人が推薦される前提で話をするのは避けなければならない」と述べるにとどめました。

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