非正規でもボーナスや退職金を 野党4党が法案提出[2020/11/13 19:51]

 立憲民主党などの野党4党は、非正規で働く人もボーナスや退職金を受け取ることができるよう、正社員との待遇格差を改善する法案を衆議院に提出しました。

 立憲民主党・山井議員:「政府は多様な働き方といって、特に多くの女性が非正規雇用で働いています。10年、20年、正社員と近い働き方を非正規雇用の方がしても、ボーナスも一銭も出ない、退職金も一銭も出ない。これはあまりにも不合理と言わざるを得ません」
 この問題を巡っては、先月、大阪医科大学の元アルバイト職員の女性や東京メトロの子会社の契約社員らがボーナスや退職金を求めた裁判で、最高裁はいずれも訴えを退ける判決を言い渡しました。これに対し、立憲民主党などの野党は「判決は不合理だ」として正規・非正規にかかわらず、職務の実態を踏まえて、ボーナスや退職金を支給するよう求める法案を提出しました。法案では、適正な職務評価の仕組みを検討することなどを求めています。今後、与党側に国会で審議するよう求めていく方針です。

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