風力発電へ理解促す計画 “無駄正す”河野大臣が…[2020/11/15 23:18]

 河野行政改革担当大臣は国の事業の無駄を検証する「行政事業レビュー」で風力発電の普及に向けて風車のモデルを設置するという環境省の計画に見直しを求めました。

 河野行革担当大臣:「地元に見てもらうために2カ所作りますというのは、まあちょっと本当にいかがなものかと。ヨーロッパの浮体式(洋上風力発電所)に連れてって見てもらって、魚礁になってますねっていうのを分かってもらうというのを繰り返す方が、まだコストが安かったりっていう事になるのではないかなと」
 環境省は、すでに長崎県五島市に設置している円柱型の浮体式洋上風力発電について、他の自治体の住民らの理解を促すためのモデル事業として、さらに2カ所、風車を設置する方針です。これに対して河野大臣は既存施設への視察やCGの活用などの可能性を挙げ、「本当にその場所に設置をしなければ理解が進まないものなのか」とただしました。河野大臣は今後、再生エネルギーについて小泉環境大臣と規制緩和も含めて議論していくとのことです。

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