広島3区に公明副代表を擁立 自公選挙協力に影響も[2020/11/19 12:02]

 公職選挙法違反の罪で公判中の河井元法務大臣の選挙区、広島3区に公明党が斉藤副代表の擁立を決めました。自民、公明両党の間で新たな火種となっています。

 (政治部・車田慶介記者報告)
 公明党の異例の判断の背景には、「政治とカネ」の事件を巡って「これ以上、自民党の応援はできない」という強い不満が出ていたからです。
 公明党・西田選対委員長:「政治の信頼を回復し、与党としての議席を確保するには斉藤氏を擁立することが最善。最終的に自民党としてご理解頂けるものと確信している」
 自民党と候補者調整がつかないままでの判断に、公明党関係者は「先手必勝ということだろう」と語り、議席確保に向けて強気です。これに対し、自民党は岸田前政調会長率いる広島県連が独自の候補者を擁立して戦う姿勢を見せています。一方で、菅総理大臣や二階幹事長は公明党に配慮するのではないかとの見方もあり、臆測を呼んでいます。この後、菅総理と山口代表が会談をします。公明党と対立か協力か、どちらにしても全国での自公の選挙協力に影響を及ぼしそうです。

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