河野大臣 原子力事業「見直し」判定を撤回[2020/12/01 15:30]

 河野行改担当大臣は、国の事業の無駄を点検する「秋のレビュー」で「見直しを求める」と判定された原子力事業について判定を撤回しました。

 河野行政改革担当大臣:「(公開プロセスで)取り上げたことは適当であったと思う。文科省がその後、きちんとした説明を用意して説明をしてくれましたので、良しとしたいと思います」
 問題となった事業は、日本原子力研究開発機構が廃炉作業中の新型転換炉「ふげん」についてです。使用済み核燃料の再処理方法の議論が不十分であるなどとして、フランスの企業との契約の見直しなどが求められました。河野大臣は判定を撤回した理由について「プルトニウムが絡むので申し上げられない」と説明を避けました。また、契約の見直しという判定結果によって地元住民の不安を招いたことついては文部科学省の説明不足が問題だと釈明しました。

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