ブランド品種の苗木など流出防止 改正種苗法が成立[2020/12/02 15:26]

 日本で新たに開発されたブランド品種の種や苗木の海外への持ち出しを制限する改正種苗法が与党などの賛成多数で成立しました。

 改正法ではブランド品種の海外流出を防ぐため、新品種の開発者が種や苗の利用を国内に限定することができるようになります。また、生産者が種や苗を増やす際には開発者の許可が必要となります。一方で、国内の農家が収穫物から取った種で収穫を繰り返す「自家増殖」が制限されるため、一部の野党は「小規模農家の経営を圧迫する懸念がある」と反発していました。改正法は一部を除いて来年4月1日に施行される予定です。

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