説明責任問われ続けた国会が閉会へ 夕方に総理会見[2020/12/04 12:13]

 政府・与党の説明責任が問われ続けたこの国会は4日に事実上、閉会します。夕方には菅総理大臣が記者会見に臨む予定です。

(政治部・河田実央記者報告)
 野党側は新型コロナの対応や安倍前総理大臣の説明を求めて会期延長を申し入れましたが、この後、否決される見通しです。
 立憲民主党・安住国対委員長:「疑惑や疑念や感染拡大に対して議論されるのが嫌だからふたを閉じるという、そういう国会でいいのか」
 政府・与党は来年度の予算編成などを理由に国会を閉じたいとしていますが、相次ぐ“政治とカネ”を巡る疑惑について防戦を図りたい思惑もあります。
 国会前半では、学問の自由への介入との批判を浴びた日本学術会議の任命拒否問題が焦点となりましたが、拒否した具体的な理由は語られないままでした。
 新型コロナ対策についても“GoTo”を巡り、対応が後手に回った感は否めません。与党からは「菅総理の姿が見えなかった」との厳しい意見も出ています。菅総理は夕方、就任会見以来初めてとなる会見を開きます。新型コロナの感染拡大が懸念されるなかで、まずは国民の不安を払拭できるのかが問われます。

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