政府「変異種」への対応は 総理“臨戦態勢”の構え[2020/12/27 18:30]

“さらなる脅威”となり得るのでしょうか、新型コロナウイルスの「変異種」についてアフリカ・マリ出身、京都精華大学のウスビ・サコ学長に聞きます。また、政府は「変異種」をどのように考えているのか。テレビ朝日・経済部の藤川部長に聞きます


Q:変異種はアフリカ大陸でも発見されています。母国・マリでの受け止めは。
サコ学長:「これまでは安心していた部分もあって、どんどんひどくなる可能性があると思います。マリでも、この2、3週間で私の同級生、先輩、親戚など何人か亡くなったのですね。年代だと55歳〜65歳が多い。ところが、リーダーシップをとるべき政治家などが手本を示せていないので、とても心配しています。変異種についても、やはり拡大が心配です」


Q:“変異種”に対し、政府は新規の外国人の入国を禁止するなど水際対策を強化しました。この対策で十分だと、政府は考えているのでしょうか。
藤川:「政府関係者によりますと、『変異種』が出たらどう対応するか、検討は始まっていたのですが、思った以上に日本に入ってくるのが早かったということなのです。まだ『変異種』の毒性が強いか弱いか、という分析が続いている状況なのですが、“分析結果が出る前に”世界から入ってくるのを止めることを決断したと。菅総理はきのう(26日)も、きょう、つい先ほども厚生労働省幹部と会って報告を受けています。総理は年末年始も都内にいて、いつでも対応を協議できる態勢を取っているということです。

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