自民党、コロナ収束に向けた提言を菅総理に提出[2021/01/19 20:39]

自民党は新型コロナウイルスの収束に向け、ワクチン接種の時期などについて「国民に分かりやすく発信すること」などとする提言を菅総理大臣に提出しました。
自民党が示した提言は「危機管理は最悪の場合を想定して準備を整える」として、3段階の工程表が示されています。
まず、第一段階では緊急事態宣言などの発令、第二段階として新型コロナ対策の特措法と感染症法の改正、最後にワクチン接種の体制整備と迅速な普及を行うべきとしています。
ワクチン接種に関しては医療従事者や高齢者などから順次、迅速にワクチン接種を開始するとしたうえで、対象者の接種が始まる時期の目安を国民に分かりやすく発信することなどを政府に求めています。
菅総理は提言について「分かりました」と応じたうえで、ワクチンに関してスピード感を持って対応したいなどと話したということです。
菅総理は18日、ワクチンの接種体制を整備するため、河野規制改革担当大臣を新たに“ワクチン接種担当”に任命しました。
これを受けて自民党も19日、鴨下元環境大臣を座長とするプロジェクトチームを立ち上げました。
円滑な接種に向けて政府を後押ししたい考えです。