きょうから国会論戦 菅総理のコロナ対応追及へ[2021/01/20 11:55]

 国会では20日午後から代表質問が行われ、与野党の論戦がスタートします。野党側は、政府の新型コロナウイルスへの対応などについて菅総理大臣をただします。

 (政治部・鈴木良一記者報告)
 野党側は、感染拡大は菅総理の“後手後手の対応”が生んだ「人災だ」と追及する考えです。

 立憲民主党・安住国対委員長:「やっぱり後手後手の政策運営をしている。提案型でやっていくと同時に、矛盾点、おかしな点についてはしっかりと追及をしていきたい」

 また、経済との両立を優先した政府に対し、まずは徹底的な感染の封じ込めと、事業者や医療現場へのさらなる支援を求めます。

 この国会での大きな焦点は、特措法改正案です。立憲民主党は、罰則の導入には慎重で、十分な補償措置を求めていく考えです。

 一方、GoToトラベルの追加費用1兆円などが盛り込まれた補正予算案については、医療支援に充てるべきだとして組み替え動議を提出する方針です。

 批判だけでなく対案を示すことで、政権担当能力をアピールする狙いです。

 政府・与党としては、ワクチンの普及を進めて感染拡大を抑えたい考えですが、内閣支持率の下落が続くなか、防戦一方の展開となりそうです。

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