ワクチン接種…公明代表が総理に「失敗許されない」[2021/01/22 12:16]

 国会では与党である公明党の山口代表が新型コロナワクチンの接種体制について「失敗は許されない」と菅総理大臣に釘を刺しました。

 (政治部・車田慶介記者報告)
 山口代表は政府を「支える」と強調しながらも、後手後手だと批判を浴びる政権への危機感をにじませました。

 公明党・山口代表:「国民の命が関わるこの事業に失敗は許されないとの強い覚悟で総力を挙げて取り組んで頂きたい」
 
 菅総理大臣:「さらに一日でも早く(ワクチン接種を)開始できるようにあらゆる努力を尽くしている」

 与党関係者は「ワクチンがスムーズにいかないと政権が終わってしまう」とこぼしています。さらに、幹部からも来月7日の緊急事態宣言の期限までに感染収束が見通せなければ「政権は終わりだろう」との声も出ています。

 最大のネックは総理の説明力です。答弁の短さを野党が批判するなか、自民党内からも「国民に届く言葉を用意する努力を」との苦言が出ています。

 22日の本会議も予定より10分ほど早く終わりました。

 来週から始まる予算委員会で納得できる説明を丁寧に行えるかが問われます。

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