入院拒否で懲役刑「重すぎる」修正協議で削除を検討

　国会では新型コロナ特措法と感染症法の改正案の修正協議が始まり、入院拒否の場合などに科す懲役刑の削除などについて与野党で協議を行っています。

　26日から始まった修正協議で野党側は、感染症法改正案に盛り込まれた罰則のうち、入院拒否者に対する懲役刑について「重すぎる」などと批判しています。

　これを受け、与党は「多くの会派の同意が必要だ」として、懲役刑を削除することも検討しています。

　ただ、自民党幹部からは「他の感染症法には懲役刑がある。コロナだけを外す大義名分が必要だ」など慎重な意見も出ています。

　また、特措法改正案の行政罰についても、野党側の批判を受け、営業時間短縮の命令を拒んだ事業者への過料の減額を検討する方針です。

　政府・与党は来月初旬の成立に向け、27日も修正協議を行う予定です。