自民党 「選択的週休3日制」向けて議論開始[2021/02/03 23:45]

 自民党は希望する人が正社員のままで週休3日を選択できる「選択的週休3日制」を後押しするための本格的な議論をスタートしました。

 自民党・猪口一億総活躍本部長:「今後、一億総活躍を可能にする働き方改革の1つのツールとして、『選択的週休3日制』というような考え方を検討するに値するだろうと」

 自民党の一億総活躍本部長を務めている猪口邦子参議院議員は、希望する人が週休3日制を選択できるように企業を後押しする働き掛けをしていきたいとしています。

 その理由についてコロナ禍でのテレワーク促進によって、子育てや介護、または大学院への進学や故郷での副業などを仕事と両立させたいという個人のニーズが高まったと説明しています。

 ただ、週休3日制によって労働時間が減る場合、給料が2割程度減るのが一般的で、家計に影響が出てくることから慎重論も出ています。

 このため、給料の削減分を補助するための予算措置なども検討されています。

 3日を皮切りに民間企業や地方公共団体などからのヒアリングを続け、4月に中間報告をまとめ、菅総理大臣に提出する方針です。

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