コロナ禍の虐待や自殺に対応…「孤独対策室」新設[2021/02/19 20:14]

 新型コロナウイルスの影響で孤独や孤立の問題が深刻化しているとして、政府は「孤独・孤立対策担当室」を新設しました。児童虐待や自殺者の増加に対応することが狙いです。

 担当する坂本大臣は「お役所仕事ではなく、絶望感に陥っている方の身になって熱い情熱を持って仕事にあたってほしい」と職員に対して訓示しました。

 5月までに各省庁と連携して対策を打ち出し、政府の経済財政運営の基本方針である2022年度の「骨太の方針」に盛り込みたい考えです。

 これに先立ち、自民党の世耕参院幹事長は孤独・孤立対策への相談支援体制を一元化することなどを求める提言を政府に申し入れました。

 生活困窮者がためらうことなく生活保護の申請をできるよう情報発信の強化などを求めています。

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