過去最大106兆6097億円の来年度予算案 衆院通過へ[2021/03/01 20:49]

 一般会計の総額が過去最大の106兆6097億円に及んだ2021年度予算案について、与野党は2日に衆議院で採決を行うことで合意しました。与党などの賛成多数で可決される見通しです。

 来年度予算案が2日に衆議院を通過すれば、憲法の規定により年度内の成立が確実となります。

 野党側は、贈賄の罪で在宅起訴された大手鶏卵会社の元代表から接待を受けていた枝元農水次官らの国会招致に与党側が応じたことなどを踏まえ、採決を行うことに合意しました。

 一方で、立憲民主党と共産党は新型コロナ対策の予算が手薄だとして、感染の封じ込めや医療や事業支援などに36兆円を充てる予算案の組み換え動議を提出する方針です。

 ただ、与党側の反対多数で否決される見通しです。

 予算案の審議は3日から参議院で始まることになります。

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