ワクチン開発“競争力の強化必要”自民党で勉強会[2021/03/04 18:07]

　新型コロナウイルスの国内におけるワクチン開発が遅れるなか、自民党では競争力の強化が必要だとして、この問題などについて議論する勉強会の初会合が開かれました。

　自民党・橋本岳議員：「コロナの中で地元に帰っても、なんでワクチン遅いの？なんで日本の薬はでてきたりしないの、ということを肌で皆さん言われるような状況です」

　出席者からはワクチン開発について「安全保障上極めて重要だ」として、平時だけではなく有事を考えた取り組みが必要だという意見が出ました。

　また、厚生労働省の小鑓政務官は中国の台頭などを念頭に「力の差を目の当たりにした」と述べるなど、日本が置かれている厳しい状況についての認識が示されました。

　自民党は5月までに提言を取りまとめ、政府が夏までに策定する医薬品に関するビジョンに反映させたい考えです。