尊厳死の法制化 超党派の議員連盟が再始動[2021/03/24 21:15]

 尊厳死の法整備を推進する超党派の議員連盟が再始動しました。新しい会長には自民党の野田毅元自治大臣が就任しました。

 自民・野田毅元自治大臣:「高齢化が急速に進んできているという環境のなかで、特に医療の現場においても大変、大事なテーマにもなっている」

 「終末期における本人意思尊重を考える議員連盟」は自民党や立憲民主党など超党派で165人の国会議員が参加しています。

 自民党のプロジェクトチームで座長を務める山口俊一衆議院議員は「臓器移植法のように党議拘束を外して、議員個人の価値観や倫理で判断してもらいたい」と述べ、終末期における「尊厳死」について、法制化を進める考えを示しました。

 素案には終末期の延命治療を「不開始」または「中止」することを本人の意思を前提に認めるという内容が示されています。

 前会長の増子参議院議員は「これまで尊厳死と安楽死が混同され、誤解されてきた」としてあくまで、終末期における本人の意思を尊重した法整備を目指すと強調しました。

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