国会では参議院の予算委員会で過去最大の来年度予算案がまもなく採決されます。26日午後の本会議で成立する見通しです。
（政治部・岡香織記者報告）
野党側はコロナ対策やワクチン接種について政府の考えをただしました。
また、一連の接待問題についても菅総理大臣らの政治責任を追及しましたが、コロナ対策を優先すべきとの声もあり、問責決議案の提出は「国民の理解が得られない」と見送る考えです。
今後の焦点の一つはいつ解散があるかどうかです。
ある野党幹部は「予算が成立すればいつ解散してもおかしくない」と早ければ来月の選挙もあるとみて戦略を練っています。
ただ、党の重鎮議員は「発信力が足りず支持率も上がらない。このままでは勝ちきれない」と話していて、まずは来月の参議院補欠選挙に勝つことで弾みをつけたい考えです。
「菅総理のうちに解散してほしい」という声がある一方で、「コロナ禍で解散を迫れば逆に批判を受けかねず、中途半端なことしかできない」と話す議員もいて、ジレンマを抱えるなかでの追及が続きます。
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