新陸幕長は東大出身 90年以降で初めて防大以外[2021/03/26 23:30]

 東京大学出身の新しい陸上幕僚長が26日、着任しました。防衛省によりますと、1990年以降、防衛大出身者以外が幕僚長に就任するのは初めてということです。

 吉田圭秀新陸幕長:「変革の加速、実力の進化、信頼の増進を合言葉に長期的な将来を見据えて陸上防衛力のイノベーションを重点的に推進していく所存である」

 吉田陸幕長は東大工学部を卒業し、陸上自衛隊に入隊しました。

 これまで北海道や熊本県などで勤務し、統合幕僚監部の報道官やNSS(国家安全保障局)で内閣審議官を務めたほか、直前までは陸海空の各自衛隊やアメリカ軍との調整を行う陸上総隊の司令官でした。

 吉田陸幕長は「インド太平洋地域は国際安全保障の焦点となっている地域」だと指摘したうえで、強靭な陸上自衛隊とするために職責を全うすると誓いました。

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