有効求人倍率5カ月ぶり低下 失業率は2%台で横ばい[2021/03/30 12:41]

 先月の有効求人倍率は5カ月ぶりに前の月を下回る1.09倍でした。一方、完全失業率も2カ月連続の2%台でした。緊急事態宣言の影響が出たとみられています。

 厚生労働省によりますと、仕事を求める人1人あたりの求人数を示す有効求人倍率は1.09倍で、5カ月ぶりに前の月を下回りました。産業別では宿泊業と飲食サービス業で前の年の同じ月に比べて41%減少し、依然として厳しい状況が続いています。

 また、総務省が発表した先月の完全失業率は2カ月連続の2%台でした。完全失業者数も前の年の同じ月に比べて35万人増え、13カ月連続の増加となっていて、いずれも緊急事態宣言の影響が出ているとみられます。

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