「大阪のようにやれば…」 東京“まん延防止”要請[2021/04/08 18:25]

 東京都が要請した「まん延防止等重点措置」に対して政府はどのように受け止め、どう対応しようとしているのでしょうか。国会記者会館から報告です。

 (政治部・柴戸美佐子記者報告)
 政府側も「まん延防止措置」の必要性は認識しているので9日に対策本部を開いて東京都を指定する方針ではあるのですが、東京都には「やることはやってほしい」という思いがあります。

 どういうことかというと、政府内には東京都が飲食店などへの対策を徹底できるか懸念する声があります。

 政府関係者は「午後8時までの時短営業を要請して終わりではなく、大阪のように見回りまでして意味がある」と話しています。

 つまり、口で言うだけではなく、実際にアクションを起こしてほしいという思いが根底にはあります。

 とはいえ、政府も手続きは進めています。官邸では8日午後、田村厚生労働大臣や西村コロナ担当大臣ら関係閣僚が集い、菅総理大臣らと実際に東京都などをまん延防止措置に指定するか協議が行われました。

 政府は首都圏以外でも感染が拡大していることから、対象地域や措置の実施期間について最終調整を進めています。

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