“まん延防止”効果は? 菅総理を野党追及[2021/04/12 11:54]

 国会では「まん延防止措置」で感染の拡大を防ぐことができるのか、野党側が菅総理大臣を追及しました。

 (政治部・澤井尚子記者報告)
 大阪府では病床使用率などの指標を見れば、すぐに緊急事態宣言を出すべきだと問われましたが、菅総理は明言を避けました。

 立憲民主党・尾辻衆院議員:「(大阪の状況を踏まえ)緊急事態宣言出さないのは私、おかしいと思います。総理、いかがですか」

 菅総理大臣:「緊急事態宣言というのは、それは当然必要であれば、そうした手続きを経て(専門家の意見を聞いて)行うことになってます」

 政府高官は大阪での宣言発出について、現時点では「ない」と話しています。飲食店の時短徹底や見回りを行うことで収まるかどうかを見極めたい考えです。

 また、「感染防止の決め手」としているワクチン接種についても問われました。菅総理は「6月末までに1億回分を確保している」と繰り返すのみで、高齢者や一般の接種が終わる見通しについては示しませんでした。

 菅総理があいまいな答弁に終始したため、野党からは「総理の危機感が足りない」などの苦言が相次ぎました。

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