復興庁の「トリチウム」“キャラ” 批判相次ぎ削除[2021/04/15 07:16]

 復興庁は福島第一原発の処理水に含まれる「トリチウム」をイラスト化したPR動画などを作成しましたが、批判が相次いだため、これを削除しました。

 復興庁が作成し、13日に公開した動画などには海洋への放出が決定した処理水に含まれる放射性物質「トリチウム」がキャラクター化されて描かれています。

 しかし、福島などの被災地やSNS上などで「キャラ化する発想が国民をなめている」などと批判が集中したため、復興庁は14日、これを削除しました。

 今回のPRチラシや動画は風評被害を軽減するため、数百万円を使って作成されたということです。

 復興庁は「一般の消費者に関心を持って頂くためにイラストを用いて分かりやすく解説した」と説明していますが、批判を受けてトリチウムのデザインを修正するということです。

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