中国への対応など 日米首脳会談の成果は…[2021/04/17 06:14]

 菅総理大臣とアメリカのバイデン大統領の初めての首脳会談が行われました。会談ではどのような成果があったのでしょうか。ワシントンから報告です。

 (政治部・吉野真太郎記者報告)
 今回の会談は形式が特徴的で、まずは通訳のみを交えた1対1の会談が行われ、続いて一部の幹部を同席させた少人数会合、そして拡大会合と、初対面の首脳同士が打ち解けやすいように配慮されているという印象を持ちました。

 そして、注目されるテーマは何と言っても中国との向き合いですが、焦点となっているのは共同文書にどんな文言が盛り込まれるかです。

 特にバイデン政権が重視する「台湾海峡の平和と安定の重要性」というような表現が盛り込まれるかどうか、台湾への見解が記されれば、1972年の日中国交正常化以降、初めてとなります。

 ただ、この問題は中国が神経をとがらせていますし、日本側としては、今後の日中関係の火種ともなります。

 さらに、台湾有事に日本がどう対応するのか、自衛隊を出せるのかといった大きな課題を今後、背負っていくということになります。

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