菅総理「台湾海峡の平和と安定の重要性」を確認

　菅総理大臣はアメリカのバイデン大統領とともに臨んだ記者会見で、中国が及ぼす影響について議論したとしたうえで「台湾海峡の平和と安定の重要性を改めて確認した」と述べました。

　菅総理大臣：「インド太平洋地域と世界全体の平和と繁栄に対して、中国が及ぼす影響について真剣に議論を行いました。東シナ海や南シナ海における力による現状変更の試み、そして地域の他者に対する威圧に反対することでも一致しました。台湾海峡の平和と安定の重要性については日米間で一致しており、今回改めてこのことを確認致しました」

　このことについて中国側の反発を招く恐れがあるのではないかとの指摘について、菅総理は「中国に対して必要な言うべきことははっきり言っていくなかで地域の安定と平和に寄与したい」と述べました。

　また、この夏に予定している東京オリンピック・パラリンピックについて、菅総理は「実現する決意」を伝え、バイデン大統領からは支持を表明されたということです。アメリカ選手団の派遣について具体的な言及があったかどうかについては触れませんでした。