五輪開催に「リスクはある」尾身会長が政府に説明[2021/04/28 23:32]

 政府のコロナ分科会の尾身茂会長は東京オリンピック・パラリンピックの開催について政府から非公式に意見を求められ、「リスクはある」などと説明したことを明らかにしました。

 政府コロナ分科会・尾身茂会長:「発展途上国も含めて感染が非常に広がっていることは事実ですよと。このことをよく分かって頂いた方が良いと、リスクは当然あるということ。したがって感染の状況とか医療の逼迫(ひっぱく)というような状況を考えてくれない、そのことをもうそろそろ考えて国民に知らせてもらうのが組織委員会、あるいは関係者の責任じゃないかということは申し上げました」

 また、尾身会長は開催の判断をする立場にないとしたうえで「外国からの人流を減らすことが今、求められている」と述べ、水際対策をさらに強化し、感染を抑え込んでおく必要があるという認識を示しました。

こちらも読まれています