2020年度の完全失業率2.9% 11年ぶり悪化[2021/04/30 14:30]

 総務省が発表した2020年度平均の完全失業率は、前年度と比べて0.6ポイント上昇し、2.9%となりました。2009年度以来、11年ぶりの悪化です。

 完全失業者数は前年度より36万人増え、198万人に膨らんでいます。

 同時に発表した今年3月の完全失業率は2.6%で、前の月と比べて0.3ポイント低下し、2カ月ぶりに改善しています。

 ただ、コロナ禍が続くなかで就業者数は宿泊業や飲食サービス業で15カ月連続で減少しています。

 こうしたことから総務省は「雇用情勢は必ずしも改善しているとはいえない」としていて、緊急事態宣言の影響を注視していくとしています。

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