高齢者の“医療費2割負担”法案 衆院厚労委で可決[2021/05/07 16:29]
一定以上の収入がある75歳以上の医療費窓口負担を1割から2割に引き上げる医療制度改革関連法案が衆議院の厚生労働委員会で与党などの賛成多数で可決されました。
医療費を巡っては、2022年度以降、団塊の世代が後期高齢者に入り、現役世代の負担増が見込まれています。
この法案はそれを抑制するため一定の所得のある後期高齢者に負担を求めるものです。
具体的には、75歳以上の2割にあたる約370万人の窓口負担が2割へ引き上げられます。
立憲民主党や共産党は、高齢者が受診を控え、健康悪化につながるなどとして採決に反対しました。