家計調査 3月の消費支出6.2%増 4カ月ぶりプラス[2021/05/11 13:13]

 総務省が発表した3月の家計調査で、2人以上の世帯の消費支出は30万9800円と物価変動の影響を除いた実質で前の年の同じ月に比べて6.2%増加しました。プラスは4カ月ぶりです。

 総務省はプラスの要因として、新型コロナの感染拡大が消費に影響を与えた1年前からの反動とみています。

 大きく増加したのは、コロナに関連する医療サービスやマスクなどの消耗品のほか、住居の設備修繕費やオンライン授業料、パソコンやテレビ、インターネット接続料など巣ごもり需要です。

 一方で、2020年度平均ではコロナの影響が色濃く残り、消費支出は前の年度に比べて4.9%減少しました。

 減少率は比較可能な数字がある2001年度以降、過去2番目の大きさとなります。

 総務省ではコロナの影響がまだまだ大きいとして、引き続き今後の動向を注視するとしています。

こちらも読まれています