自民 フェムテックで妊活支援へ[2021/05/13 23:20]

 女性の抱える健康問題をテクノロジーで解決するフェムテックを活用して不妊治療や妊活に関わる課題の解決を目指すため、自民党は議員連盟での議論を始めました。

 13日に行われた議連では不妊治療に携わる医師からヒアリングを行い、不妊治療を含む妊活を支援するためにフェムテックをどのように活用していくべきか議論されました。

 医師は不妊治療に関わる課題として妊孕(にんよう)性(妊娠するための力)に対する理解が不足していることや長期にわたることも多い通院時間の確保などが負担となっていると指摘しました。

 そのうえで、これらの課題を解決するためには妊娠に関わるホルモンを自分自身で測定できるフェムテック機器の活用やオンライン診療を促進するなどの相談サービスを充実させていくことが必要だとしています。

 出席した議員からはフェムテック製品の検査キットを使い、卵巣年齢をセルフチェックすることで早期の受診や治療につなげられるのではないかなどの意見も出ました。

 これに対し、医師からはフェムテック製品のなかには品質が担保されていないものもあるとして慎重な考え方も示されました。

 議連では今後、安全性などが担保されたフェムテック製品の普及に向け、必要な法整備などについて議論を進めていく考えです。

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