一転…3道県など緊急事態宣言へ 専門家の意見で[2021/05/14 12:02]

 政府は14日、緊急事態宣言の地域について分科会の専門家の意見を受けて北海道、岡山、広島の3道県も対象とする方針に変更しました。

 西村経済再生担当大臣:「北海道、岡山、広島については緊急事態宣言の対象地域とします」

 新たに追加される3道県の緊急事態宣言について期間は16日から31日までとする方針です。

 政府は当初、北海道を緊急事態宣言の対象にすることを見送り、岡山、広島、熊本、群馬、石川の5県を「まん延防止等重点措置」の対象に加える方針でした。

 しかし、専門家から北海道、岡山、広島では感染が拡大していることなどから緊急事態宣言の対象にすべきという議論があり、方針を転換しました。

 群馬、石川、熊本の3県は16日から来月13日まで「まん延防止措置」の対象となる見通しです。

 広島・湯崎英彦知事:「緊急事態レベルだと認識して国にもお伝えしてきましたので、最終的にそういった状況ということが認められた、共有されたということだと受け止めています」

 札幌市民:「もっと早くに決めてほしかったです。マラソンをする前に出すと人もあんなに出なかったと思います」

 北海道旭川市民:「北海道全域に出すんだったらいいかもしれない」「どうしたらいいのか分からない」

 北海道釧路市民:「札幌も多いし、釧路も(感染者が)出ているし、(緊急事態は)出た方がいいと思います。我慢です」

 岡山市民:「感染者は増えていますから仕方ない」「緊急事態宣言を出すのはいいが、同時に補償もしますという言葉も添えてもらいたい」

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