すべての公立小にスクールバス導入を、自民勉強会[2021/05/25 23:10]
過疎地から都心まですべての公立小学校にスクールバスを導入するための勉強会を自民党の有志議員が立ち上げました。希望する子どもが無料で利用できる制度の導入を検討します。
自民・猪口邦子元少子化担当大臣:「やはり子ども本意、子ども重視の意識改革をしまして、公立小学校へのスクールバスの導入についての勉強会を立ち上げ、ぜひ力強く推進して参りたい」
歩行中の交通事故の死亡者を見ると小学校低学年の通学中が多い傾向にあります。
去年までの10年間で小学1年生で11人、2年生で21人となっています。
猪口参議院議員はスクールバスの導入で交通事故を防ぎ、子どもの安全を確保したいとしています。
勉強会では学校の統廃合が進む過疎地で徒歩通学の距離が延びているという「交通弱者」の問題も指摘されました。
そのため、希望者を前提に過疎地・離島等を含む国内すべての児童を対象に検討することにしました。
また、このバス制度により、放課後の水泳クラブなどへの送り迎えが困難な共働き世帯などの支援にもつなげたいとしています。
費用の試算については今後、詰めていくことになりますが、1校につき2台として、合わせて4万台ほどのバスが必要になるほか、ドライバーの確保なども課題となります。
自民党では今後、勉強会を重ね、来月中に加藤官房長官に対して提言を行う方針です。
▲このニュースはテレビ朝日が開発した「AIxCGアナウンサー 花里ゆいな」がお届けしています。