当選無効議員の歳費4割返還案を公明党が提示[2021/05/27 23:40]

 公明党は公職選挙法違反で当選無効となった国会議員に歳費の4割の返納を義務付ける法案の骨子を示しました。

 公明党・石井幹事長:「今回の広島再選挙の期間でですね、多くの有権者からやはり当選無効になっても全額歳費をもらっているのはおかしいと。そういう有権者の率直な声に応える。政治とカネの問題に対するけじめの一つにもなるだろうと」

 公明党の石井幹事長は自民党の二階幹事長と会談し、今の国会で成立を目指す法案の骨子を説明しました。

 河井案里氏の事件を念頭に、国会議員が当選無効となった場合や犯罪の被告人として拘留されている期間に受け取った歳費の4割と期末手当の全額を国庫に返納するとしています。

 歳費を全額返還としなかったのは憲法49条に基づき、生活保障の側面を尊重したということです。

 二階幹事長は「的確な案を作ってくれてありがたい」と発言したものの、法案の成立には触れなかったということです。

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