菅総理とEU首脳が会談 「台湾海峡」記した共同声明[2021/05/27 23:42]

 菅総理大臣はEU(ヨーロッパ連合)の首脳と会談を行い、「台湾海峡の平和と安定の重要性」という言葉を盛り込んだ共同声明を発表しました。EUとの共同文書で台湾問題に触れるのは初めてです。

 会談はオンライン形式で約1時間行われました。

 共同声明では台湾問題に加え、東シナ海や南シナ海の状況を「深刻に懸念する」とも明記されました。

 いずれも中国の進出を牽制(けんせい)する狙いがあり、日本とEUがこの問題で連携する姿勢をアピールした格好です。

 また、菅総理が東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けた決意を表明したのに対し、EU側は「楽しみにしている」と応じ、開催への支持を表明しました。

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