“性交同意年齢”厳罰化に慎重意見も 立憲の会議で[2021/06/07 23:30]

 立憲民主党は性犯罪に関する刑法の改正に関する会議で問題発言があったことを受け、本多平直衆議院議員に対して厳重に口頭注意したと発表しました。

 問題の発言は先週の会議でこどもを性犯罪から守るために性行為への同意を判断できるとみなす「性交同意年齢」の引き上げを議論している際に出たものです。

 本多議員は「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら例え同意があっても捕まるというのはおかしい」と発言したということです。

 7日になって本多議員は発言を撤回し、おわびしました。

 一方、7日の会議で寺田座長は「いかなる理由があっても成人は中学生を性行為の対象としてはならない」と法改正を求めることを提案しましたが、複数の議員が厳罰化に反対し、了承を得られませんでした。

 今の刑法では「性交同意年齢」について同意の有無にかかわらず、13歳未満との性交は処罰の対象となりますが、それ以上の年齢に関しては規定がなく、法務省が刑法の見直しも視野に検討しています。

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