二階自民幹事長 不信任案なら「ただちに解散」[2021/06/08 06:15]

 今の国会の会期末が迫るなか、自民党の二階幹事長は野党が内閣不信任決議案を提出した場合は「直ちに衆議院を解散する」と述べ、野党側を強く牽制(けんせい)しました。

 自民党・二階幹事長:「覚悟を持って不信任案を出される場合は、どうぞひとつ、そういうお気持ちで対応して頂きたい。直ちに解散します」

 また、二階氏は今週、党首討論やG7サミットに臨む菅総理を「しっかり支えていく」と強調しました。

 次の衆議院選挙や総裁選を見据えた主導権争いとも取れる党内の動きを牽制した格好です。

 自民党・二階幹事長:「党はいかなることがあってもですね、総理をしっかり支えていくわけでありますから。後ろを振り向くことなく、国民の期待に応えてもらいたい」「(G7外交について)自民党は結束をして留守を守り、総理の外交を党としてしっかり支えていきたい」

 また、林幹事長代理は買収事件で有罪となった河井案里氏側に自民党本部が支出していた1億5000万円に関し、弁護人が検察側に対して関係書類の返還請求を行っていたことを明らかにしました。

 二階氏は資金の使い道についての説明責任を改めて問われると、「弁護士の判断だ」と繰り返しました。

 自民党・二階幹事長:「(Q.河井夫妻本人から説明すべきではないか?)係争中のことですから弁護士の判断に任せております」「(Q.幹事長として改めて説明する考えは?)いや、それは弁護士・ご本人の判断です」

こちらも読まれています