G7サミットはまもなく、焦点の“中国問題”などを協議する2日目の会合が始まります。どんな議論になるんでしょうか。
（政治部・大石真依子記者報告）
12日の一連の会合では中国への包囲網の構築を目指し、議論が行われる見通しです。
まずは安全保障です。菅総理大臣としては尖閣諸島を巡る問題や台湾海峡で高まる緊張について説明し、最終日に取りまとめる首脳宣言に向けて各国との足並みをそろえたい考えです。
また、中国がワクチンを武器に途上国への影響を強めるなか、G7で少なくとも10億回分のワクチンを提供することで合意する見通しです。
一方、経済面では中国が進める「一帯一路」構想に対抗して途上国への質の高いインフラ投資の拡大に向けて議論が行われます。
ただ、中国との対立をあまりに明確に打ち出すことには、経済の結びつきが強いドイツなどに抵抗感もあり、どこまで各論を詰められるかが焦点となります。
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