自民・森山氏、衆院選勝敗ラインは「与党過半数」[2021/06/30 22:55]
自民党の森山国対委員長は、秋までに行われる衆議院選挙の勝敗ラインは「与党で過半数」との認識を示しました。
森山国対委員長は国対委員長の通算在職日数が7月3日に歴代最長の1431日となるのを前に記者団の取材に応じました。
菅総理大臣の政権運営について「コロナ禍という厳しい条件のなかで色々と気配りされながらやってきた」と評価したうえで、「今は皆で菅政権を支えていくことが大事だ」「コロナ禍であり菅総理に頑張って頂くのは当然のこと」と強調しました。
また、衆議院選挙の勝敗ラインについて問われ、「与党で過半数を占めるかどうかだ」と述べました。
現状より70議席程度減らしても勝ちとなるラインで、岸田前政調会長が「自民党単独で過半数をしっかり目指さなければいけない」と指摘するなか、ハードルを下げた格好です。
与党にとっては今後、新型コロナの感染拡大や東京オリンピック・パラリンピックの開催、ワクチンの状況次第では厳しい選挙戦になりかねません。
結果によっては菅総理や自民党幹部らの責任問題に直結しかねず、ハードルを下げることでそうした事態を回避したい思惑もありそうです。