茂木大臣 バルト三国と中国への懸念を共有[2021/07/03 22:50]

 リトアニアなどバルト三国を訪問中の茂木外務大臣は、それぞれの国の外務大臣との間で中国を念頭に人権や法の支配など基本的価値を共有できたと強調しました。

 茂木外務大臣:「東シナ海、南シナ海における(中国による)一方的な現状変更の試みは、バルト三国にとっても他人事ではない問題」

 リトアニアは、今年5月、中国との経済協力の枠組みから離脱すると表明するなど、バルト三国でも中国との関係を見直しつつあります。

 茂木大臣は地域情勢において認識を共有し、それぞれの国から「中国に対する日本の懸念に強い共感が示された」と説明しました。

 また、日本が提唱する、ルールに基づく国際秩序などで連携が確認できたと述べました。

 バルト三国も加盟するEU(ヨーロッパ連合)が9月にも表明するインド太平洋に関する具体的な戦略に、日本の主張が盛り込まれることへの期待感を示しました。

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