防衛白書で「台湾情勢の安定が日本に重要」初明記[2021/07/13 11:25]

 政府は今年の防衛白書を閣議で報告し、台湾について「情勢の安定は日本の安全保障に重要」などと初めて明記しました。

 白書では中国の軍用機や艦艇が台湾海峡周辺で軍事活動を一層、活発化させていると記しました。

 そのうえで「台湾情勢の安定はわが国の安全保障や国際社会の安定にとって重要」と初めて明記され、緊張感を持って注視するとしています。

 また、尖閣諸島周辺で武器使用が可能になった中国の海警局の船が過去最多の活動を行っていることに、「わが国の領海で独自の主張をする活動はそもそも国際法違反」と記載し、「緊張を高めることになることは全く受け入れられない」と強い懸念を示しています。

こちらも読まれています