共産党 連合との政策協定巡る玉木氏発言に強く反発[2021/07/19 21:00]

 共産党の小池書記局長は国民民主党の玉木代表が支援団体の連合との政策協定を巡って「左右の全体主義とは共産党のことだ」と述べたことについて、発言の撤回を求めました。

 共産・小池書記局長:「我が党は戦前から軍国主義とファシズムと戦い続けて、今も綱領に明記しているように、民主主義と自由を何よりも大切にしている政党であり全体主義とは対極にある政党だ」

 国民民主党を支援している連合は労働運動で共産党と対立してきた歴史があり、共産党を含む野党共闘に反対しています。

 そのため、15日に国民民主党と結んだ協定には共産党を念頭にしたとみられる「左右の全体主義を排し、健全な民主主義の再興を力強く推進する」という文言が盛り込まれました。

 これについて同じ内容の協定を結んだ立憲民主党の枝野代表は「特定の政党を指したものではない」という認識を示したのに対し、国民民主党の玉木代表は「共産党のことだ」と明言しました。

 小池書記局長は「発言は撤回されるべきだ」と強く反発していて、今後の野党共闘への影響が懸念されます。

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