日韓事務方トップが協議「首脳会談見送りは残念」[2021/07/20 22:04]

 日韓の首脳会談が見送られた翌日に事務方トップが協議して元徴用工問題や慰安婦問題などについて話し合いましたが、議論は平行線でした。

 外務省の森健良事務次官は来日している韓国外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第一次官と東京の飯倉公館で初めて顔を合わせました。

 1時間余りの協議では、東京オリンピックに合わせた菅総理大臣と文在寅(ムン・ジェイン)大統領との首脳会談が見送られたことについて「惜しかった、残念だ」という認識を共有したということです。

 また、崔第一次官は駐ソウル日本大使館の相馬公使が懇談の場で文大統領の外交姿勢に関して性的な表現を使って揶揄(やゆ)した不適切発言について、今回の首脳会談見送りの「相当大きい要因だ」と改めて抗議し、森事務次官は「遺憾だ」と述べました。

 相馬公使に関しては茂木外務大臣が近く、事実上の更迭を行う方針です。

 一方、日本が求めている元徴用工や慰安婦を巡る問題については韓国側からの解決策の提示はありませんでした。

 今回の協議に参加した関係者によりますと、協議中は終始、緊張感が漂っていたと話していました。

 日韓関係について外務省幹部は「10回表が始まった」と述べ、今後も改善に向けた協議を続けていく方針です。

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